■ 20ケ寺遍路の動機
2004年、通し打ちをする際、88ケ所の遍路コースに近い四国別格20ケ寺(【1】大山寺と【7】出石寺は特別に加えた)も巡礼しようと決めて
結果的に12ケ寺をお参りしました。
通し打ちが終わった後も、残こした別格9ケ寺が気になっていました。
今回、行きたかった熊野古道を歩く計画を立てた時、別格9ケ寺も車で巡礼しようと同時に行くことにしました。
気になっていた8ケ寺を巡礼終えた時は、晴れ晴れとしたすっきりした気持ちになりました。四国別格20ケ寺は総じて四国88ケ所札所寺とは違った人間味溢れる暖かさを感じました。今回、特に印象に残ったお寺は、【13】仙龍寺と【3】慈眼寺でした。山奥も奥、深山の中にどっしりとした風格のあるお寺が厳然と立たずんでいる様は圧巻でしたし、感銘を覚えました。更にご住職の人望も素晴らしいものでした。
2日目に[6] 安楽寺宿坊にお世話になりましたが、お寺の奥様、娘さんの御親切な対応、お寺の親身で丁寧なお勤めに感動しました。そして庶民に対してのお寺の真摯な態度さえ感じました。88ケ所は概して高慢な対応が多いと言われている中で、異色の素晴らしいお寺でした。
今年は急に寒くなったのが幸いして、四国の大自然の絶景に加えて絶好の紅葉に恵まれたのもラッキーでした。
今回もいろいろな人との出会いも忘れられない貴重な思い出になりました。箸蔵寺のロープウェーで一緒になった中年ご夫婦、[6]
安楽寺宿坊の食堂で一緒になった区切り打ちの兵庫のご夫婦、そして東洋町の平山氏など、一期一会の出会いとはいえ、心に残る人達でした。
最後に、以上のような出来事のお陰で私達は無事結願することが出来たのだと感謝の念で一杯です。