■　北岳登山の動機

2005年、甲斐駒ケ岳・仙丈ケ岳セット登山の折、広河原でバスから降りて北岳登山に向かう数人の登山者を見て、凄いなと思うと同時に羨ましく感じ、心に残っていました。
2007年剱岳登山を計画した時に次の年は北岳に行こうと思い立ったのです。結局実行したのは今年になりましたが、妻の希望で白峰三山縦走を計画しました。しかし悪天候のため、結果的には北岳登山となってしまいました。

■　北岳登山を終えて

白峰三山縦走を計画しましたが、悪天候のため、結果的には北岳だけの登山となってしまいましたが、満足すべき登山が出来ました。噂に名高い凄い急登と縦走を考慮した荷物の重さ、そして登りの日の雨天だったことで、少し不安がありました。しかし右俣の急登もこなし予定通り小屋に着くことが出来ました。

今回もラッキーだったのは、登山1日目日中ずっと雨天で、夕方も時折トタン屋根を雨が叩きつける中でしたが、日没の時に小降りとなりガスがはれて、夕焼けや素晴らしい360度の視界が開けたことでした。翌朝も山頂で日の出と素晴らしいパノラマ絶景に恵まれたことです。加えて噂にたがわず種類の多さと量の多い高山植物が咲き乱れていました。私の数十年の登山の中でも見たこともない花と沢山出合ったのは、ラッキーと言うほかありません。北岳にやってきたお陰です。

山中での色々な登山者との今回の出会いも忘れられない貴重な思い出になりました。、北九州市から来たという男性1人、女性2人の3人組、そして群馬からマイカーで来たという男性2人組、一期一会の出会いとはいえ、心に残る人達でした。

最後に、今回も標高日本第二位の高峰に登頂出来た妻と私の元気でタフな身体に、感謝で一杯です。