オーロラ旅行　5日目

感動のアラスカ
オーロラ紀行6日間

■　5日目03/08(土)　快晴

6:30のモーニングコールで起こされた。カーテンを開けると今日も雲一点無い快晴だった。今日は帰る日である、4日間がアッと過ぎたような気がした。用意を済ませて6:50、最後の自炊朝食(夜食の残り)を作って食べた。着替えして不要な衣服はトランクに詰めて最後のパッキングを終えた。そして7:10までトランクと借用していた袋詰めした防寒着1式を通路のドア横に出した。混雑を避けるため、8:10〜8:20の間でロビー集合するように言われていたので、小1時間ベットに寝転んでTVを見て時間を過ごした。3/6から行方不明になったマレーシア航空の飛行機はまだ見付かっていないと報じていた。8:15ころ、4日間お世話になった部屋にお礼を言って集合場所のロビーに行った。

8:20過ぎバスは発車し、間もなく高速道路に乗った。添乗員さんが突然慌てだし後部席の方にやって来て「藤田さんは乗っていませんか!! 」と聞いて回った。乗っていないのが分かると運転席に走って運転手にホテルに戻るよう頼んだ。途中から高速道路を降り、Uターンして再びホテルに戻った。添乗員さんはバスを跳び降りるとホテルに掛け込んだ。おばちゃん達が2,3人続いて降りたので、藤田さんをおもんばかってのことかなと思いきや、玄関に有った寒暖計を写真に撮るためだった。-30℃を差していたと消防のおじちゃんが言いだしたようだ。先程手袋無しで外に出たが、-30℃だと、そんなこと出来ないはずと私が否定した。しばらくしてバスの荷物入れのドアが開いた。エーッ、7:10の荷物出しもしていなかったのかと呆れた。

空港に向けてバスは雪道を走る	同左
おばちゃんが一人乗っていなかったので、 ホテルにUターンする

そしてようやく藤田のおばちゃんが「すみません!! 」と言ってバスに乗ってきた。起きて直ぐなのに綺麗にお化粧までしていると妻が私にこっそり耳打ちした。どうも6:30のモーニングコールも気付かず、添乗員さんに起こされるまで寝ていたらしい。阪急のチャーター便だったから少し遅れても許されたものの、定期便だったら罰金ものだったはずだと思った。何度も海外旅行をしてきたが、こんなことは初めてだ。そして海外ツアーは必ず何かトラブルが発生するが、今回も例外でなかったねと妻と話した。バスは再び空港に向けて走り出した。そして空港に着くと各自トランクを取ってビル内に入った。一旦集まって搭乗券が配られ、搭乗口までの流れの説明があった後、チェックインカウンター前の長蛇の列に並んだ。

バスは空港に近付いた	チェックインロビーにあった狼の剥製

チェックインを済ませ、トランクを預けた後、その先に現地ガイドさんが先の道順を教えていたので、4日間、親切なガイドに感謝を表してお礼を言った。2Fに上がってセキュリティーチェックの列に並んだ。ここで水類を全部没収された。全員靴まで脱がされ、スキャン式のチェック機に掛かり通過した。搭乗口は6番と教えてくれたが、シャッターが締まったままだったので、左にある1軒だけという売店に行ってみたが、特に真新しいものはなかったので、1〜4番ゲートの方に行って空いた椅子に座って待った。しはらくしてシャッターが開いたので、6番ゲートの方に移って空いた椅子に座って待った。そして10:15,搭乗が始まった。席が往きは最後尾の1つ手前の64番だったが、復路は53番の内側と大分前の方だった。

福岡行きのチャーター便は10:55定刻に離陸した。11時頃、腕時計を18時間進めて日本時間に戻した。11:30ころ、往きと同じようにマッキンリー山が見えてきましたと機長からアナウンスがあった。今度は右側の窓から見えているようで、皆そこに集まって写真を撮っていた。私も右側に行って窓のお客さんにシャッターをお願いした。戻ると、今度は妻があと何枚か撮ってもらおうと立って行った。山が後方になるころ、再び機長から「これから飛行機は旋回して上昇します」とアナウンスがあった。ハーアッ、往きもわざわざマッキンリー山に近付いてくれたのだなと、感謝した。12時過ぎ昼食の弁当が配られてきた。飲み物は私だけ赤ワインを頼み2人で分けて飲んだ。

往きと同じようにマッキンリー山が見えてきた	同左
同上

弁当は和食で美味しかった。それからしばらくして菓子パンが配られた。おやつかなと思ったら往きと同じ、夕食にするものと分かった。ワインのアルコールが回ってきて眠くなったので、目をつむった。そしてしばらくして室内灯も消された。

弁当は和食で美味しかった

■　6日目03/09(日)　福岡曇り

目が覚めたので、パーソナル画面で飛行モニター画面に切り替えてどこを飛んでいるのか確かめた。千島列島付近で、まだ到着まで3.5時間かかる所だった。それからいろいろな映像を見て時間を潰した。それから随分経ってから「左手に富士山が見えてきました」と機長からアナウンスがあった。太平洋側を飛ぶと思っていたが、日本列島の西側、日本海上を飛行していた。その内、室内灯も点灯され、貰っていたパンをかじっていたら、客室乗務員さんが熱いコーヒーを持って来てくれた。とても美味しかった。宍道湖を過ぎたくらいから機体は少しづつ高度を下げて行った。福岡は曇りとアナウンスされていたので、少し揺れるかなと思ったが、ほとんど揺れることなく福岡空港に近付いた。

予定より少し早目の14:00無事着陸した。飛行場の遠くに止まり、シャトルバスで空港ビルまで移動した。トランクの出るコンベアの場所に行くと、もうトランクは係員によってコンベアの回りに降ろしてくれていた。トランクを持って入国審査窓口に並んだ。続けて税関審査に移り、機内で書いた関税申請書とパスポートを持って審査窓口に進んだ。朝起きなかった藤田のおばちゃんと会ったので、又、良い旅をしてねと声を掛けると、手を挙げて答えていた。空港ビルを出て妻が長男に迎えを頼む携帯をしていた。外に出て待つと、以外に寒く強風が吹きすさんでいた。それから30分以上待ってようやく迎えの車が着いた。2人の孫も乗っていた。

長男宅に着いて嫁が入れてくれた熱いコーヒーは格別だった。孫に事前に買っていたキャラクター毛布とアラスカ土産を出して渡すと、跳び回って喜んだ。夜は2人の孫と風呂に入り、買ってくれていた握り鮨と茶碗蒸しで冷えたビールを飲んだ。やはり日本の味は美味い!! 最高と思った。今夜は長男宅に泊り、明朝帰宅することにした。

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