イタリア周遊　4日目

イタリア9都市周遊9日間

■　4日目10/03(月)　フィレンツェ快晴　ローマ快晴

6:15起床、朝の出発下準備を終わらせて、7時前に1Fに下りるとレストラン前のロビーにもう大分集まっていた。皆昨夜のベットの毛布が無く寒かったことで話がもちきりだった。朝食はテーブルに2個のパンがあるだけで、あとはコーヒー、紅茶、ジュースがあるだけだった(コンチネンタルスタイル)。皆のブーイングに添乗員さんがすかさず説明をつけていた。近くのスーパーが7:30開店とのことで部屋に戻ってスーツケースを持って早目に下りた。バスが止まっていたので、バスに向かおうとしたらバスを掃除していた運転手さんに制せられた。結局スーパーには行けず、フライングによる失策の巻きだった。バスは定刻の8:30に発車、高速道の入口付近で少し渋滞した。

ホテルの庭木一つ、実の中身が飛び出していた	ホテルの庭木一つ、飴玉くらいの黄色の実が なっていた

丁度ラッシュアワーの最中で大半はフィレンツェへ向かう車とのことだった。直ぐに山岳地帯に入り、時々トンネルを抜ける。山地の所々にはオリーブやブドウ畑があり、頂上には富豪のお城や見張り塔がなども点在していた。2時間弱走ってトイレ休憩のドライブインに着いた。バスから降りると空気がひんやりとして気持ち良かった。店内はレストランと食べ物コーナーに分かれていた。陳列棚にはいろいろなサンドウィッチ並んでいた。朝食が質素だったからかツアー仲間の何人かが缶ビールとつまみを買って飲んでいた。今日もカリフォルニア・エアーのように澄んだ空気とギラギラと陽が照りつけていた。それでも雨よりましだ、旅は晴れるに越したことはない。

ローマへ向かう車窓、山地の所々にはオリーブや ブドウ畑があった

ここから約2時間でローマに着くと添乗員さんが説明してくれた。バスは快調に高速道を走った。それからも山間の道路は続いた。やがて道路は下り坂となり、遠くに街並みも見えて来た。添乗員さんがもう直ぐローマの入り口に入るとアナウンスしてくれた。サンタンジェロ城を横目に見て橋を渡ってバスを降りた。そこから歩いて昼食会場のレストランに行った。ここも狭い席に座った。まずラザニア、それからチキン料理、デザートはフルーツポンチ、結構美味しかった。食事後、いよいよバチカン観光となった。現地ガイドさんに連れられてまずヴァチカン宮殿に入場した。ここを14年前訪れた時、入場するのに長蛇の列に並んだ以外、何も覚えていない。建物に囲まれた広い中庭に何か所も説明用の看板が設置され、それぞれのグループ毎ガイドさんが説明していた。ようやく看板が空いたところで、私達のガイドさんの説明が始まった。

ローマの街に入ってきた	サンタンジェロ城を横目に見て橋を渡ってバスを 降りた	昼食の一つ、チキン料理
レストランを出ると、川越しにサンタンジェロ城	いよいよバチカン観光となった。城壁に沿って 歩いた	建物に囲まれた広い中庭に何か所も説明用の看板が設置されていた
ようやく看板が空いたところで、私達のガイドさん の説明が始まった

説明の後、内部の見学となり、ストーリーとなった長大なタペストリーが何枚も両壁に掛けられていた。それから天井画が一面描かれた回廊を絵を見ながら進んだ。大きな絵画の掛けられた部屋に入った。それからも絵画展示室を次々に入っては出て又別の部屋へ入るといったのを幾度となく繰り返した。その絵画の数の多さにびっくりするほどだった。それから礼拝堂に入場した。物凄い人の数、むんむんするほどだった。ここでフリータイムとなった。天井、四方の壁、総てに壁画が描かれていた。見ていると、荘厳で陶酔されるような雰囲気に包まれていた。集合場所の出口付近に行くと、すでに何人もツアー仲間が集まっていた。両壁の長い座席が空いたと仲間が手招きしてくれたので、そこに座って時間まで待った。

ヴァチカン宮殿、入場したらいきなり見えた天井画 に圧倒	ヴァチカン宮殿、ドームの真下から	ヴァチカン宮殿、床に描かれた色鮮やかな モザイク画
ヴァチカン宮殿、廊下の天井に一杯の極彩色の 絵画が続く	ヴァチカン宮殿、絵画がライトアップされたところは 金色に輝いていた	ヴァチカン宮殿、200号くらいの特大の油絵が壁 一杯に掛けられていた

それからサン・ピエトロ大聖堂に移動した。入場して見所をガイドさんが案内してくれ、入り口側のブロンズ製大扉の前でフリータイムとなった。改めて正面、右側、そして左側と詳しく見て廻った。大理石に緻密な彫刻が施されたり、平らな壁には壁画が描かれ、その豪華さは言葉ではいい表せない。全世界の信者の浄財によって建立されたものなのだろう。それからサン・ピエトロ広場に出た。広場の先の土産物店に入ってここでフリータイムとなった。ガイドさん推薦の店のようだった。早目に店を出て石柱の台座に座ってサン・ピエトロ広場や街並みを眺めて集合時間まで過ごした。それからバスのところまで歩いてバスに乗った。今日も大分歩いたので、バスの座席に座るとやれやれの感じがした。

ヴァチカン宮殿、礼拝堂壁面一杯に描かれた ミケランジェロの「最後の審判」	ヴァチカン宮殿、礼拝堂側面の壁画の一部
荘厳なサン・ピエトロ大聖堂の内部	サン・ピエトロ広場

ローマ郊外の少し高い場所に位置するホテルに18時前に着いた。キーをもらって部屋に入ると、狭くてスーツケース2個分を広げるスペースの確保に苦労した。ベットの掛け布は昨夜より厚めのものだったが、寒いといけないので、クローゼットから毛布を出して足元に置いた。19:30の夕食まで時間があったので、荷解き後、シャワーにかかりさっぱりした。夕食の会場は-1Fのレストランで座ったテーブルには私達と母娘ペアとjonご夫妻の6人だった。例によってまず飲み物の注文をしたが、まとめてワイン、フルボトルX1と小サイズの水X1を注文し、私持ちにして皆で一緒に飲んだ。メニューはカルボナーラ、牛肉の煮込み、シャーベットで、妻はカルボナーラはクリームが入っているので食べなかった。

ワインが入って行くと場が盛り上がってきた。妻が私のハゲ頭のことを話題にしたものだから、なおさら火に油を注いだようにヒートアップして大いに盛り上がった。お陰で愉快なディナーとなった。11人組の2人が還暦とのことで、改めて皆で乾杯し、祝福した。なかなか良いことだなと思った。ご本人も一生忘れられない思い出が出来たことだろう。それからjonさんの案内で近くにいいお店があるというので、出掛けた。残念ながら時間が遅く閉店していた。ウインドー越しに生ハムの塊が3個がウインドー越しに見えた。部屋に戻ってjonご夫婦に2次会に誘われていたが、妻がことわりの電話をしていた。それから間もなく妻は寝てしまった。日記を書いていた私も睡魔に襲われダウンした。

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