北岳登山記2009
帰途
甲府駅→塩尻駅→名古屋駅→新大阪→大阪南港フェーターミナル

■　8月9日(日)　曇り

7時前に起床、準備して3Fのロビーに下りると、インフォーメーションに品のいいおばあさんが出てこられた。モーニングサービスのトーストとコーヒー(\300)を注文する。妻とオーナーの奥様だろうかとひそひそ話した。ロビーは緑が一杯で気持ちが良かった。家具も古かったが、質の良いものだった。TVの横に高物のコーヒーカップが陳列されている棚があったので、飾り物と思っていたら、私のはマイセン、妻のは色鍋島のカップをそれぞれ使ってコーヒーを入れてくれた。落としでもしたら大変だよと、しっかり持って飲んだ。部屋に戻ってしばらく寛いだ後、8:45頃チェックアウトしてお礼の挨拶をして駅に行った。駅前で記念の写真を撮るついでに感じの良かった泊ったホテルも撮った。

駅前で記念の写真を撮るついでに感じの良かった 泊ったホテルも撮った

少し早かったが、改札してホームに出ると、人影も少なくひっそりしていた。暇にまかせてぶらぶらしながらホームを撮ったり、お城を撮ったりした。あずさ5号が接近しているとアナウンスされた。帰りは盆休みがもう直ぐなので、混雑を見越して総て指定席を取っておいた。席探ししなくて済むので、気楽だった。車内はほぼ満席だった。遠くの山並みは雲があって残念ながら見えなかった。妻が車窓でトタン葺きの屋根が多いねと言うので、見るとそうだった。トタン葺きを見ると北海道を思い出す。やがて諏訪湖が近づいた頃、妻が大きな庭の池だねというので、見ると、自動車教習所が水没していたのだ。車庫には駐車した自動車群が窓の下枠くらいまで沈んでいた。事務所の前の水没していない所に何人かの人が集まって途方に暮れている様子だった。

あずさ5号が接近してきた

昨夜の天気予報で、長野南部大雨洪水注意報が出ていたが、天気予報が当たったようで、気の毒なことだ。名古屋行きに乗り換えるため、一旦塩尻駅に降りた。33分の待ち合わせ時間を利用して広河原山荘で飲んで最高だった塩尻ワインを手に入れたく出札口の駅員さんにワイン店が近くにないか尋ねると、歩いて3分くらいの所にありますと、親切に教えてくれた。自動改札にそのまま入れればいいですと言われたので、急いで途中下車して階段を駆け下り、教えてもらったストアが右手にあったので、走り込んだ。目指すワイン店は奥にあった。試飲させてくれた赤と白を買った。更に友達用に白1本追加した。急いで引き返して改札口を通った。さっきの親切な駅員さんがまだ居たので、お礼を言った。

塩尻駅構内にブドウ棚があった。さすが塩尻ワイン の本場だなと思った

ついでに昼食の駅弁をキオスクで買った。ホームに出て待っているとワイン購入であわてたので、汗がドッ出てきた。間もなくしなの8号が入ってきた。乗って直ぐに駅弁と乗る前に買ったピールとで昼食を取った。丁度2個だけ残っていたと妻がいう駅弁は家庭的な味付けでとても美味しかった。ピールの酔いも回ってゆったり気分になってきた。木曽福島を過ぎて往きの時のように、車内放送で景勝地の「寝覚めの床」の紹介があるかなと思ったが、やはり無かった。名古屋に着くと、新幹線に乗り継ぐため、17番に移動してホームに上がると、間もなくひかり469号が入って来た。岐阜を過ぎて関ケ原付近になると田んぼの緑が色鮮やかでしばし見入った。屋根の瓦はみな雪止めのあるものだった。雪が深い地区だと直ぐに分かった。

新大阪で下車して下の待ち合わせロビーに降りると、凄く混雑していた。フェリーに乗って食べる夕食用の柿の葉ずし弁当を買った。そして地下鉄に乗ってフェリーターミナルに向かった。車内は満員で、1つ席が空いたので、妻に座らせた。すると横の娘さんが席をゆずってくれた。気の毒なので、「いいです」と言うと、隣の電車に行ってしまった。ありがたく座わらせてもらった。15時過ぎにフェリーターミナルに着いたが、小1時間くらい待って乗船出来た。乗船すると、係員がC-1からC-3の部屋を使ってくださいと言われた。未だ誰も居ないC-3の窓側の蒲団をとり、リックから着替えを出して直ぐに風呂に行った。早かったので、少なかった。先客は1人だけで、湯に足をいれると熱かった。

間もなく高校生が大人数でドッ入ってきた。高校総体の帰りだろうか。サッパリなって部屋に戻り、妻にも風呂に入るよう勧めると、風呂に行った。妻が戻って一息付いていると定刻に出帆した。客は少なく、ゆっくり眠れるのが嬉しかった。向かいのお客は夫婦と娘さんの3人づれで、レストランに夕食のバイキングを食べに行った。私達は大阪で買った柿の葉ずしの弁当を食べた。年1回の柿の葉ずしだが、やはり最高の味だねと妻と美味しくいただいた。ゴミをフロアーに持って行くと、18:05淡路大橋を通過することが分かったので、直ぐ戻って妻と窓からカメラを構えて待っていると、時間通り大橋が現れた。そして数枚写真を撮った。今日は朝から大阪までの移動で疲れたので、早々に寝た。

妻と窓からカメラを構えて待っていると、時間通り 淡路大橋が現れた

帰宅の朝【8月10日(月)】　曇り---おまけの写真

5:15頃フェリーの船上から、日の出前の朝焼けと 港の明かりが見えた

長文、駄文を最後まで読んでいただき、誠にありがとうございました。　

■　行程　歩数:歩

登山前日へ戻る