熊野古道・中辺路歩き記(その2)(5日目)

熊野古道・中辺路歩き記(その2)
(熊野那智大社〜浜の宮王子〜熊野速玉大社間)
5日目

■　05月27日(月)　薄曇り

6時起床、朝食は7時からだったが、少し早めに1Fに降り、インフォメーションで神倉神社へ歩いて行く道順を尋ねると住宅地図のコピーを使って詳細に教えてもらった。所要時間も30分くらいとのことだった。6:50だったが、2Fのレストラン入り口で待とうとしたら、もういいですよと案内してくれた。\700だったが、今朝も御馳走で、美味しくいただいた。元気を付けて地図を頼りに歩いた。一度も迷うことなく20分で鳥居のある神倉神社入口に着いた。これから自然石の石段で、手を付いて登るほどの急坂に緊張した。そして急坂はしばらく続いた。最後は朱塗りの塀が続く斜めの道を進むと岩山の上の方に巨岩あって、その横にへばりつくように本殿があった。入口から12〜13分掛る急登の難コースだった。

ホテルの朝食は\700だったが、今朝も御馳走 一度も迷うことなく20分で神倉神社鳥居のある
入口に着いた		 大鳥居のここから岩のゴロゴロした階段の急登が
始まる
階段の岩陰に珍しい野草の花 自然石の石段が手を付いて登るほどの急坂に
緊張した		 最後は朱塗りの塀が続く斜めの道を進む
岩山の上の方に巨岩(ゴトビキ岩、速玉大社の
ご神体)あって、その横にへばりつくように本殿が
あった


本殿をお参りして眼下に広がる新宮の街、熊野灘の海の絶景にしばし見惚れた。戻ろうとしたら岩棚に座ってお経(?) を上げていた男性に声を掛けられた。いろいろ立ち話して北九州から来たとか、中辺路を完歩したことなどを話した。ここで取り行われる火祭りのことも説明してくれた。自分は神社の神主をしているとのこと。時間があればここに来て修行をしていると言われていた。ゴトビキ岩の隙間もご神体なのでゴトビキ岩のところまで登ってお参りするように奨められた。上がると、隙間に白い川石が数十個積み重ねられていた。お参りをして下りは足を踏み外さないように慎重に下りた。途中で登って来る2人の中年女性に会った。一人は時々お参りに登ると言われていたので、凄いなと思った。帰路新宮駅に寄ってお昼用弁当(めはり寿司とサンマ寿司の詰め合わせ)を買ってホテルに戻った。

本殿とゴトビキ岩でお参りする 眼下に広がる新宮の街、熊野灘の海の絶景に
しばし堪能した		 ゴトビキ岩の隙間もご神体と教えてくれた
下りは足を踏み外さないように慎重に下りた 神倉神社入口の太鼓橋 神倉神社入口付近にあった火祭り説明看板


9時くらいだったので、10時近くまで部屋で寛いだ。10時ころチェックアウトして駅に行った。キップは昨夜買っていたので、ベンチで待った。10:15ころもう着いている列車に乗車していいとアナウンスがあったので、乗った。そして列車は定刻発車した。乗客はまばらだったので、見通しの良い前の席に座った。車窓から昨日歩いた道を見付けては妻となつかしんだ。11:30を廻った頃、弁当で昼食を取った。めはり寿司とサンマ寿司は抜群に美味しかった。定刻に天王寺駅に着き、ここで又夕食用駅弁を買った。順調に大国町、住之江公園と乗り継いで、フェリーターミナルに予定より早く着いた。フェリー乗り場で乗船券を買って、16時乗船開始まで待ち合わせ室のベンチで待った。

新宮駅前にある火祭りの親子銅像 特急くろしおが入っていたので、早めに乗車した
新宮駅で買っためはり寿司とサンマ寿司は抜群
に美味しかった


乗船して一番手前の部屋に入って窓側の場所を確保した。そして直ぐに風呂に行った。身体を洗う洗面台は満員でしばらく待つほどだった。部屋に戻って斜め前に座っている夫婦は、遊びに来ていた孫を大阪まで送って行って直ぐに折り返して帰宅するとのこと。百姓をしているので、田植えが待っているためだと言われていた。船内は最初は乗客は少なかったが、途中で多くなった。団体のツアー客が乗って来たようだった。16:50,定刻に出帆した。部屋は8人と少なく、楽だった。弁当と買ってきた缶ビールで早めに夕食を取った。寝てTVを見ている内、19時すぎ寝ていた。

帰りの新門司港行きのフェリーから再び明石
大橋が見えた


■　行程　歩数:11500歩

歩き:ー

ホテル出発→→神倉神社入口→→神倉神社本殿→→神倉神社入口→→新宮駅→→ホテルに戻る

07:15        　　　　　　07:35           　　　　　07:48          　　　08:25      　　　　08:47　　　　　　　09:00

JR新宮駅→→天王寺→→→→大国町→→→→住之江公園→→フェリーターミナル

　　　10:31    14:34,15:07    　　 15:12,15:16　    15:27,15:29     　　　　　　 15:37(実際は予定より早く着いた)

大阪南港→→→→新門司

16:50            05:30

シャトルバス
新門司→→小倉駅　JR小倉駅→→JR行橋駅、同発→→今川河童

05:50    　　　 06:30　　　06:44       　　 07:13,07:27     　　　 07:32

■　05月28日(火)　雨


良く寝た。4:40頃起床、5:15ころロビーの出口付近で待った。外は雨が降っていた。下船してシャトルバスに乗ったが、乗客は8人だけでガラガラだった。駅のホームで6:44発の大分行き普通電車を待つのに待合室に入ったが、特急を待つ乗客が多く、満員だった。電車に乗ってリックを座席に置いていたが、南小倉で学生がドッと乗車してきたので、自分の膝の上に上げた。行橋駅で平成鉄道に乗り換え、少し雨が降っていたが、濡れて家まで歩いて帰った。そして7:45,無事自宅に帰り着いた。これで本当に熊野古道歩きは完了したのだと思った。


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