エジプト・トルコ大周遊13日間

■　10日目07/03(火)　パムッカレ快晴　アイワルク快晴　[エフェソス観光]

エフェソスに向け8:00バスは発車した。 25分位で小さな村に入った。民家の屋根のテッペンにビンを立ててその家に未婚の娘が居ることを知らせる風習が残っているとのこと、狭い道の村中を通ると何件かビンの立った家があった。この光景を見せてくれるため、わざわざこの村を通ってくれたのだ。車道に出て1時間程走ると一面のオレンジ畑が現れた。それから時々小さな町を通り過ぎる。トルコは何処に行っても屋根の上に太陽熱温水器とTVのパラボラアンテナが目に付く。国の施策か何かで省エネが奨励されているのだろうか。何れにしても地球温暖化防止の一施策になるのだから良いことだ。1時間25分走ったところでトイレ休憩になった。そこはボンタン飴のような菓子が有名とかで、添乗員さんが自らカウンターに入って店の加勢をしていた。

プールの向こうがオープンテラス状のレストラン	ホテルの玄関
車道に沿って走る鉄道とオレンジ畑	トイレ休憩したドライブイン。そこはボンタン飴の ような菓子が有名とか

面白い人だ。5リラだとか。トルコの菓子は甘過ぎるのがいけない。トイレ休憩はトイレをする、しないに関わらずバスを降りて売店や建屋の周囲を見て廻れるだけでも気分転換になって、いい。そこから1時間少し走った頃、峠を越えると風景が変わって来た。海岸が近付いたためだと、ガイドさんが説明していた。11:00エフェソス近くの革製品の店に寄った。ファッション・ショーに出て来るような会場に案内され、いろいろな革製品を着たスタイル満点の美人モデルが入れ替わり立ち替わり入って来て、舞台で舞って華やかなショーを見ているようだった。最後に仲間のご主人と2人のご婦人が駆り出され、プロのモデルと競演したのも会場を大いに沸かせた。

革製品の店。美人モデルが入れ替わり立ち替わり入って来て、舞台で舞って華やかなショーを見ているようだった	革製品の店。仲間のご主人と2人のご婦人が駆り出され、プロのモデルと競演したのも会場を大いに沸かせた	革製品の店。前庭に咲いていた珍しい花

その後、展示室に移動し、セールスマン達が例の流暢な日本語で言葉巧みに商品を売り込んでいた。店を発って30分位でドライブインのレストランで昼食となった。カバブと言う料理は細かい牛肉を竹串に差して焼いたものだったが、味はなかなかのものだった。。それから間もなくエフェソスに着いた。美しい建築群が物語る世界最大級の都市遺跡にふさわしく、入口から珍しい貴重な遺跡が連続して現れ、その規模と数に圧倒された。観光客も多く訪れて、人気なほどが伺えた。最後に訪れた円形大劇場は、何万人もの観衆が収容されたいうだけあってバカでかい。出口付近の立派な大樹の松並木は涼風も通って実に気持ちのいい所だった。今でも十分に素晴らしい遺跡だが、もう少し金を掛けて転がったままになっている遺跡を修復すれば、更に観光客を呼び寄せそうな気もするのだが・・・。

エフェソス。アルテミス神殿跡	エフェソス。ヴァリウスの浴場	エフェソス。後方はオデオン(会議場)
エフェソス。ギリシャ語とラテン語が書かれたプリタネイオンの柱	エフェソス。ヘラクレスの門	エフェソス。トラヤヌスの泉、手前のプールに水が貯められていた
エフェソス。穏やかな勾配が続くクレトス通り	エフェソス。アーチに美しい彫刻が施されたハドリアヌス神殿	エフェソス。おしゃべりしながらくつろげる便座式のトイレ
エフェソス。遺跡の中心に堂々と聳えるセルスス図書館	エフェソス。24000人を収容出来たというトルコ最大級の大劇場	エフェソス。出口付近の立派な大樹の松並木は涼風も通って実に気持ちのいい所だった
エフェソス。出口広場に駐車していたスイカを満載したトラック

14:35バスは今夜の宿泊地、アイワルクに向けて発車した。今度は又風景が替わって桃畑が続いた。桃も丁度取り入れ時期で、果樹園のあちらこちらに大きなハシゴを掛けて採っていた。回転半径のとてつもなく大きなロータリーのあるICから自動車道に上がった。制限時速120kmと表示されていた。やがてトルコ1美人が多いとガイドさんが説明していたイズミールの街に入り、自動車道を下りるとラッシュアワーの渦中に入った。お陰で車窓から街中の界隈がゆっくり眺められたので良かった。しばらくして市街を通り抜けると、バスは又快調に走り始めた。海が見えて来た。エーゲ海らしい。4日ぶりのエメラルド色の海原を見ると、やはり気持ちが落ち着く。時々海水浴をしている人達も見えた。水温は冷たくないのだろうか。16:25トイレ休憩のため、ドライブインに入った。

やがてトルコ1美人が多いとガイドさんが説明して いたイズミールの街に入った	イズミールの街を抜けて田園風景になるとひま わり畑が出始めた

皆冷たいジュースを買って飲んでいた。それからも順調に走り、17:40ホテルに到着した。エーゲ海に間じかに建つ綺麗なホテルだった。部屋に入ると西日が入って暑かった。窓越しに美しいエーゲ海の海岸線が広がっていた。何時もの通り荷解きをしてシャワーに掛かり、夕食会場に行った。今夜もミネラルウォーターでバイキングを食べた。料理の中にサバとイワシを炭火焼きしているコーナがあったので、ナンに挟んで食べたら、これが又美味だった。やはり魚料理はいい。桃も黄果肉の味が濃いもので、これも美味しかった。久しぶりに満腹になるまで食べれ、大満足。食後、その足で皆で海岸に行くと、丁度日没の頃で、海の青と茜色の空が良く映えて、実に素晴らしい眺めだった。

部屋の窓越しに美しいエーゲ海の海岸線が広が っていた

近くに海に突き出たボート乗り場用の小さな桟橋があって、そこにアベックが寄り添って座っていた。そこに仲間の一部が押し掛けたものだからびっくりしていた。恋路を邪魔しなければいいのにと、こちらから見ていた仲間で話した。考えてみれば、フルタイムの観光は明日で終わることになる。今回の旅は期間としては長かったが、終盤を迎えると、もう終わりかと言う気持ちにさせられる。あと少し、皆で揃って元気に廻り終えたいものだ。

近くに海に突き出たボート乗り場用の小さな桟橋 があって、そこにアベックが寄り添って座っていた	夕焼けに染まったエーゲ海の浜辺

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