エジプト・トルコ大周遊13日間

■　11日目07/04(水)　アイワルク快晴　イスタンブール快晴　[トロイ遺跡観光&イスタンブールに戻る]

6時起床、カーテンを開けると日の出前で、エーゲ海の海原が白く見えた。トランクを室外に出してからA階のレストランに行くと、既に仲間の大半の人が食事していた。食後一旦部屋に戻り、7:30過ぎ早目に0階に下りた。キーを戻した後、昨夕行った海岸に行くと、波もなく、静かな海があった。8時丁度バスは発車し、トロイまで150kmの移動が始まった。30分位走るともうトイレ休憩となった。それからオリーブが密集した山を幾つも通り過ぎる。10時前から山岳地帯の山越えが始まった。始めはオリーブ畑が点在するが、大木の松の山になった。しかも立派な年代物の松がうっそうと茂っていた。日本では絶対に見られない光景だ。松喰い虫は居ないのだろうかねと妻と感心しながら眺めた。

昨夕行った海岸に行くと、波もなく、静かな海があった	森に囲まれた海岸線に続く豪華な住宅	トイレ休憩したドライブイン。スタンドの看板を見ると、2.24リラ/1リットル(\224)とあった
エーゲ海の浜辺には海水浴を楽しむ人も居た	大木の松の山になった。しかも立派な年代物の松がうっそうと茂っていた	ギリシャ神話に登場するトロイの木馬

上り切ると、台地状の農耕地に替わっていった。間もなくわき道に入って10:50トロイに着いた。バスを降りると真横の頭上にトロイの木馬がそそり立つようにあった。結構新しく見えた。階段を上って内部を見物したが、期待するほどのものではなかった。その後、トロイ遺跡を見学した。ドイツの考古学者シュリーマンが実在の都市と一人信じ続け、私財を投じて発掘し続け、1870 年、ついに遺跡を発掘したという。その執念の凄さというか、その遠大なロマンというか、そんなものを感じた。9つの時代の都市層が重なり合って埋没されていたらしい。昨日のエフェソスに比べたら建造物が無いので随分質素なものだが、歴史的には重要な遺跡なんだろう。それから20〜30分走った5つ星ホテルのレストランで昼食となる。

トロイ遺跡。東の塔と城壁	トロイ遺跡。一番古いレンガ積み	トロイ遺跡。トロイ初期の遺跡ランプ
トロイ遺跡。	トロイ遺跡。聖域、神々に供え物を捧げた場所	トロイ遺跡。オデオン、音楽や演劇、会議が行われていた小劇場
トロイ遺跡。トルコの樫の木	海を隔てて対岸の陸地も見え、海峡に来たようだった

サバのソテーは美味しかった。海岸線に来てからは魚料理が食べれるようになり、助かる。食事が終わって飲物清算時、3人組みの人がドル払いで、8リラのところを$15も取られたと、添乗員さんに申し上げていた。添乗員さんが怒って責任者を呼んで担当者を替えろと激しく抗議していた。その時の添乗員さんのプロ魂みたいなものをたのもしく感じた。13時過ぎ出発。この頃からズッとひまわり畑が続いた。チャナッカレのフェリー乗り場に着く。ヨーロッパ側に渡るため、ダーダネルス海峡をフェリーで渡る。13:35出帆、2Fの一番前のベンチに腰掛けた。海と対岸の風景を眺めていると、心地よい爽やかな風が吹き抜け、ホッとするようなゆったり気分になった。母娘2人連れが来たので、席を詰めてあげた。

5つ星ホテルのレストランで昼食となる。サバの ソテーは美味しかった	ひまわり畑も頻繁に見えた
真っ直ぐに伸びた道路は地平線に消えていた	ダーダネルス海峡をフェリーで渡る。船上の看板 風景

暫くして色々な形のものを作れる粘土(?)売りのおじさんがやって来て、私達の前で実演し始めた。いろいろな顔を手早く器用に作って見せ、とても上手だった。娘さんが甥っ子のお土産にと、1つ(2リラ)買って、おじさんに顔の作り方を教えてもらっていた。それでもあとで、自信がないと言うので、復路の14時間の機内でゆっくり練習したらと言ったら、そうしますと言っていた。屈託の無い娘さんだ。陸地が近付いて来たので、バスに戻ると、添乗員さんがトイレに行っておいた方がいいと言うので、トイレに行った。身なりのいい外人さんが一人待っていた。「ジャポン?」と尋ねられたので、「YES!!」と答えると、うなづいていた。空くと、どうしても親切に私に先にいけと言う。

対岸の陸地が近付いて来た

先に済ませて、「サンキュー」と頭を下げると、片手を挙げてニコッとうなづいてくれた。あとから、トルコの人だったのだろうかなと思った。14:20ヨーロッパ側に着いた。走り始めてたった5分でトイレ休憩でトライブインに停まった。したくなかったので、周囲をブラブラした。お茶中の添乗員さんに運転手のザファイルさんはこれからアンカラまで帰るのか尋ねた。明日別の仕事が入っていて、今日そちらに移動するので、今日でお別れとのこと。ヨーロッパ側に入るとさっきにも増して、ひまわり畑が遥か彼方まで続いた。妻が写真に撮れ撮れ言うので、仕方なく撮る。そして途中から自動車道に上がる。妻がイスタンブールまで76kmの標識があったと教えてくれた。もう直ぐトルコ一周の旅も終わりかと思った。

ヨーロッパ側に入るとさっきにも増して、ひまわり 畑が遥か彼方まで続いた	同左

快調に飛ばし、18:30頃市内都市高(?)に入った。時々渋滞ぎみになりながら18:45夕食場所のレストランに着いた。その辺りは、古い建物の家並みが続き、木の生い茂るグリーンベルトの向こうに入り江か川口かの水面が見えていた。料理はナンのフルコースかと思われる程、3品ともナンがベースになっていた。最後の晩餐にしては少し淋しいかなと思った。然し安い旅費だから仕方ないか。19:40ホテルに向けて出発。55分左手に大きなホテルが見え、そこにバスは入った。ザファイルさんとハティピーさんとはここでお別れ、握手をしてホテルに入った。2500kmを安全運転で楽しい旅にしてくれた二人に感謝!!　豪華なホテルで、チェックインの間ぶらぶらしてインフォメーションの掲示板を見ていたら、room rate U280 U300 U400 朝食U30 と表示されていた。ウォー　高かー。自分でトランクを持って上がり部屋に入った。シックでなかなかいい部屋だった。トルコ最後の夜を堪能しよう。

快調に飛ばし、18:30頃市内都市高(?)に入った	夕食の料理はナンのフルコースかと思われる程、3品ともナンがベースになっていた	レストランの辺りは、古い建物の家並みが続き、木の生い茂るグリーンベルトの向こうに入り江か川口かの水面が見えていた

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