が掛って見えなかったが、霧氷でうっすら薄化粧
した由布岳の上部が望めた
由布岳登山
由布岳 2009
11/18朝、長者原の宿で等覚寺応援団の仲間と別れて9時過ぎ発ち、やまなみ道を通って由布登山口に10時前到着、駐車場にはもう6,7台の車が止まっていた。用意をして10時過ぎに登り始める。登山口では雲の多い天気で、頂上付近はガスが掛って見えなかったが、霧氷でうっすら薄化粧した由布岳の上部が望めた。すっかり枯れた草原を登り雑木林に入る。木々はすでに落葉して冬景色となって登山道は枯葉の絨毯になっていた。登山口で先に登った大阪の女性2人組が休んでいたので、お先にと言って追い越した。手先が冷たく少し寒かったが、登って行くうちにポカポカと温まり手袋を外した。40分で合野越展望所に着く。妻にお茶を飲むか尋ねたら飲まないというので、続けて歩いた。間もなく上方から靴音が聞こえ、中年男性の単独行の人が下りてきた。
|
| 登山口では雲の多い天気で、頂上付近はガス が掛って見えなかったが、霧氷でうっすら薄化粧 した由布岳の上部が望めた |
随分早く登ったのだろうなと思った。標高1100mの標識を過ぎた頃、登山道にも昨夜降ったのだろか、うっすらと雪が積もっていた。灌木帯になって、眼下に由布院の町並みが見渡せるようになった。遥か彼方の九重連峰は上部が雲に隠れていた。又単独行の男性が下りてきて、西峰は凍って登れないよと教えてくれた。寒さの中で休まずにボチボチ登る。ふと頂上方向を見上げると、頂上部はガスが掛っていたが、思っていたより早く霧氷に覆われた上部が見えて来た。間もなくごろごろした岩の重なる山道になり、積雪も5,6㎝くらいに深くなった。気温も下がってきたのだろう、踏み跡の雪がさらさらになった。踏み跡を辿って滑らないように慎重に登る。ネットとロープを使って石を固定した階段にしたところを登ると標識が霧の中に見えた。
 |
 |
 |
| 標高1100mの標識を過ぎた頃、登山道にも昨夜降ったのだろか、うっすらと雪が積もっていた | 灌木帯になって、眼下に由布院の町並みが見渡せるようになった | 足元の積雪も増えて行った |
 |
 |
|
| 間もなくごろごろした岩の重なる山道になり積雪も5,6㎝くらいに深くなった | 霧氷に飾られた山道 |
窓(マタエ)に着いたのだ。若い夫婦の登山者が休んでいた。積雪と凍結でこれ以上登るのは諦めて下山しますと言っていた。大阪の女性2人組も登ってきた。西峰は先に会った下山中の登山者が言っていたように鎖も凍って登れる状態ではなかった。今回は安全な東峰に登ることにした。登り始めるとガスが切れ始めそれからアッと言う間に青空となり、霧氷に覆われて白くなった山腹や頂上の方が現れた。振り返ると、西峰も青空をバックにくっきり迫って見えていた。雪面をしっかり踏みしめながら歩かないとスリップしそうだった。大きな岩の重なった所を乗り越すとやや平坦地となり、その先に霧氷が付いた巨岩と頂上のポールが見えた。頂上には5,6の人が写真を撮ったり素晴らしい冬景色を眺めたりしていた。さすが上は風が強く指先や顔面が寒さで痛い。
 |
 |
 |
| ガスに覆われたマタエに着いた | 東峰のコースも雪とガスに覆われていた。 | 西峰は先に会った下山中の登山者が言っていたように鎖も凍って登れる状態ではなかった |
 |
 |
 |
| 登り始めるとガスが切れ始めそれからアッと言う間に青空となり、霧氷に覆われて白くなった山腹や頂上の方が現れた | 振り返ると、西峰も青空をバックにくっきり迫って見えていた | 東峰も青空をバックにはっきり見えてきた |
 |
||
| 晴れ渡って視界が開けた東峰頂上 |
マタエであとから登ってきた3人組の若いにいちゃん達も頂上に登ってきた。にいちゃん達はスニーカで冬山を歩いているのだから驚いた。頂上一帯は、潅木は勿論、岩の表面にも海老のシッポがびっしり付いていた。じっとしていると寒いので、直ぐ下りようと妻が言うので、写真を何カットか撮ってから下山を開始した。冠雪した岩の重なる下りはズルズル滑って緊張する。マタエまで下りると、後は特に危険なところは無いが、スリップしないように岩の階段が終わるまで慎重に下りる。登山道は南側のため、高度も下がって行くに従って気温も上がり順調に下った。ここの山道は雪が解けてもジャリ道のようにサラサラして歩き易い。合野越展望所も通過して雑木林を通り抜け、草地の道を下る。
 |
 |
| 東側に見える鶴見岳も頂上部は真っ白に なっていた |
マタエであとから登ってきた3人組の若いにい ちゃん達も頂上に登ってきた |
右手に見える飯盛ガ城の黄緑に変わった笹の山肌と点在するカシワの木の茶色とのコントラストが青空に映えて実に綺麗だった。それから登山口は直ぐだった。振り返ると澄み切った空に由布岳がくっきりと聳えていた。マタエで引き返した大阪の女性2人組がバス停で待っていた。車に戻って、妻が寒そうにしていた彼女達に熱いインスタントコーヒーをご馳走していた。私達も持参したカップ麺と菓子パンで遅い昼食を取った。お天気に恵まれ、最高の登山が出来たことに感謝。
 |
 |
| 振り返ると澄み切った空に由布岳がくっきりと聳え ていた |
右手に見える飯盛ガ城の黄緑に変わった笹の 山肌と点在するカシワの木の茶色とのコントラスト が青空に映えて実に綺麗だった |
 |
|
| 雑木林を通り抜け、草地の道を下ると直ぐに 登山口に戻った |
●行程
登山口駐車場発10:02→合野越展望所10:42→標高1100m地点11:05→マタエ11:54→由布岳東峰頂上12:17,同発12:25→マタエ12:38→合野越展望所13:33→登山地図案内板13:54→登山口駐車場着14:05
