九寨溝・黄龍3日目

九寨溝と黄龍・天空のフラワーハイキング6日間

■　3日目07/30(金)　九寨溝快晴　九寨溝地図はコチラ

6起床、今日は連泊のため、荷物出ししないでいいので、気が楽だ。6:30頃、1Fレストランに下りる。レストランの手前で添乗員さんに声をかけられた。昨日、成都空港で皆のミネラルウォータを別送してくれていたものをここでわざわざ返してくれていたのだ。添乗員さんの真面目さに本当に頭が下がる。料理は成都シェラトンの方が少し豪華だったかなと、そんな気がした。高地対策で、量は少し少な目に取った。7:45頃1Fロビーに下りると、添乗員さんがバスの確認に外に飛び出して行った。そして戻ってきて207番のバスに乗るように言われた。バスは30人乗りくらいの小型のシャトルバスで、チベット族の衣装を着た若い車掌さんも乗っていた。今日は自由席とのことで、昨日は前席だったので、後部席に座った。

九寨溝シェラトンホテル、朝のバイキング料理の 一部	同左

8:25九寨溝の入場門の所に着くと、黒山のような人人人で埋め尽くされていた。2万人/日に入場者数を制限しているそうだが、それにしても多い。集合写真を撮った後、入場券を貰い並んで入場した。出た所から又同じバスに乗った。いよいよ今回の旅のメーンイベントである九寨溝観光が始まると思うと、胸が躍るようだった。更に快晴に恵まれ、その美しさがより一層倍加されるという期待感も加わった。最初に下車観光したのは、火花海という湖だった。噂にたがわずエメラルドグリーンの湖面がどこまでも澄み切って広がっていた。胸躍る思いがした。それから臥龍海、樹正群海と歩いて観光し、樹正寨というチベット族の村まで歩いた。小高い丘の上にブッダのような建物が並び横に沢山の旗が立っている所に人が集まっていた。

九寨溝の入場門付近の黒山の人	九寨溝の入場門	入場券を貰い並んで入場した
最初に下車観光したのは、火花海という 湖だった。噂にたがわずエメラルドグリーンの 湖面がどこまでも澄み切って広がっていた	同左	水色の縞模様が龍のように見えるという臥龍海
水色の縞模様が龍のように見えるという臥龍海	樹海の間を怒涛のように流れる樹正群海	樹正群海、樹海の間に幾つも出来た澄み切った池
樹正群海、樹海の間に幾つも出来た澄み 切った池	樹正群海付近を歩いている風景	樹正群海、樹海の間に幾つも出来た澄み切った池

行ってみると、建物の中に沢山のマニ車(チベット仏教の経典を入れたもので、回してお祈りする)が並んで据えられていた。それをクルクル手で回して巡るようだ。ここから又シャトルバスに乗った。これから左側の谷の則渣窪溝の湖を観光し、一旦下ってレストランで昼食。午後から今度は右側の谷の日則溝の湖を観光しますと、ガイドさんから説明があった。諾日朗瀑布という滝で下車して見物した。落差があってしかも横幅の大きな滝、しかも夏の増水期で大きな水の塊が覆い被さって落ちて来るように見えた。辺りは水しぶきが降り注いで、冷たくて気持ち良かった。それからバスは左側の谷に入った。まず標高3103mある一番上の長海に行った。下車して自由行動となって、人で一杯の展望所を通って長海の湖面に近い展望所までひとしきり階段を下りた。

樹正寨というチベット族の村まで歩いた。小高い 丘の上にブッダのような建物が並び横に沢山の 旗が立っていた	樹正寨というチベット族の村、正面にお土産店が 建ち並んでいた	同左
マニ車を歩いて回しながら、周囲を巡ってお参り する	諾日朗瀑布という滝で下車して見物した	落差があってしかも横幅の大きな滝、しかも夏 の増水期で大きな水の塊が覆い被さって 落ちて来るように見えた
バス移動中に見えた高山の頂	バスは左側の谷に入った。まず標高3103mある 一番上の長海に行った	上の展望所から見下ろす長海

上り下りの観光客がひしめいて渋滞ぎみだった。広い広い湖はエメラルドグリーンの湖面にさざ波が出来て逆光でキラキラ輝いていた。再び人波を掻き分けるように上の展望所に戻ると、チベット民族衣装を貸す女の子やおばちゃん達が客引きしていた。妻が借りたいというので、近くに居た年頃高校生くらいの女の子に声を掛けて、いくらかと尋ねると、20元というので、了解したら早速着せ始めた。まず着物を着せ、前掛けを付け、そして帽子を被せてくれた。展望所のてすりの所に行って、変身した妻を数カット撮った。元の所に戻って女の子を探していたら人ごみの中から急いでこっちに戻った。続けて別の衣装に着替えさせてくれた。そして又写真を撮った。集合時間が近付いていたので、急いでバスに戻った。

長海の湖面に近い展望所にひとしきり階段を 下りた。途中からの長海	広い広い湖はエメラルドグリーンの湖面に さざ波が出来て逆光でキラキラ輝いていた	展望所木道横に咲く襲名菊
展望所木道横に咲く野バラ	展望所木道横に咲く何の花(?)	長海の看板でパチリ
チベット民族衣装の貸衣装でパチリ	衣装を換えて又、パチリ	チベット民族衣装を着て撮影舞台の出を待つ中国 観光客

それから続いて五彩池(標高2995m)に行った。晴れた日には5色が見えると言う九寨溝随一の湖とのことだった。5色まで見分けることは出来なかったが、湖面は透き通った鮮やかないろいろな色に彩られて言葉に言い尽せないくらい綺麗だった。これで午前中の観光は終わって、昼食場所の諾日朗ビジターセンターにバスで戻った。巨大な建物の中央は広いドーム状になってお土産市場みたいに店がひしめき合って建ち並び、その周囲はいろいろなレストランが位置するといった所だった。ガイドさんが、食事処はここしか無いので、混雑するでしょうと言っていた通り、凄い混雑状態だった。市場の所は天井が高いが、ガラス張りでサンルームのようになっているので、日照りによる暑さと人ごみの人いきれで、蒸し風呂状態になっていた。

五彩池(標高2995m)に行った。晴れた日には5色 が見えると言う九寨溝一の湖とのことだった	湖面は透き通った鮮やかないろいろな色に彩ら れて言葉に表せないくらい綺麗だった
同上	バスに乗る前にあった何の実(?)

ガイドさんが入店受付を済ませて皆を目的のレストランに案内した。2Fの広いフロアーで、中華バイキングになっていた。ここで自由行動となり、早速、お盆に乗せた皿に料理を取って行った。手前の方は満席だったが、奥の方に空き席があったので、市場の見下ろせるテーブルに座った。その後、お客がどんどん増え、空席もほとんど無くなった。4席のテーブルで食べていると、中国の若者が相席を聴かれたので、OKした。大皿にいろいろな料理を山盛りに入れ、ご飯も茶碗にてんこ盛りしたものを勢い良く食べ出した。こちらの人は量を沢山食べるようだ。少し控え目にと思ったが、結構食べてしまった。食後、中央のお土産市場に下り、見て廻った。バスに戻るため、外に出ると、杷木町のご夫婦が居て、インスタントラーメン店の中で、喧嘩しているよと教えてくれた。

市場の所は天井が高いが、ガラス張りでサンルー ムのようになっているので、日照りによる暑さと 人ごみの人いきれで、蒸し風呂状態になっていた	昼食は中華バイキング料理	2Fのレストランから見下ろしたお土産市場の全貌
2Fレストラン料理コーナー	お土産市場の一角

当事者だけではなく、大勢の人集りが出来て、加担している風だった。原因は、お湯を入れたラーメンを持つおばちゃんに、よそのおじちゃんがぶつかったはずみで、スカートにこぼれたラーメンと汁がかかったようだ。触れんばかりに顔と顔を突き合わせて罵声でののしり合っていた。駐車広場の入り口で添乗員さんが待っていてバスの位置を教えてくれていた。午後からは右側の谷の観光で、まず熊猫海で下車した。広いエメラルドグリーンの湖面には小魚が沢山浮かんでいた。九寨溝で唯一の魚、うろこ無し鯉だそうだ。足に自信のある人はここから下にある滝を見に行っていいとのことで、行くことにした。木製の長い階段を下りて行くと、右手に勢い良く落ちる滝が現れた。下まで下りると、しぶきで霞むほどだった。

熊猫海。エメラルドグリーンの湖面に背景が綺麗 に映っていた	熊猫海。湖面には小魚が沢山浮かんでいた。 九寨溝で唯一のうろこ無し鯉だそうだ
熊猫海真下の瀑布	熊猫海真下の瀑布。飛沫が逆光で真珠のように 光って見えた

それから一番上の箭竹海(標高2618m)に行き、展望所から湖を見物した。横長の広い湖で浅地でカモが泳いでいた。続いて五花海まで下った。下車し、湖の見物、そして橋を渡った所で自由行動となった。湖面に近い突き出た展望所まで湖面の綺麗な所を眺めながら歩いて行った。そこから見る湖面は、黄色味がかったエメラルドグリーンに見えた。橋の袂で集合してこれから鏡海のP場まで歩いた。橋から歩き始めたところは倒木が多く沈んで、澄み切った水の中に写っているように見え、吸い込まれるように綺麗だった。途中、木道から外れて写真を撮ったり、清流にペットボトルを付けて水を汲んでいる人を見掛けたが、中国の人は、観光に際してのルールを守らない人が居るのが気になった。岩床をドンドン流れているところに来ると、しぶきが逆光でキラキラ光って美しかった。

一番上の箭竹海(標高2618m)に行き、展望所 から湖を見物した	横長の広い湖で浅地でカモが泳いでいた	五花海の見物、そして橋を渡った所で自由行動となった
沈んだ倒木と水の色とのコントラストが又良かった	湖面に近い突き出た展望所から見る湖面は、 黄色味がかったエメラルドグリーンに見えた	歩き始めて木道横に咲くエゾカラマツ
橋から歩き始めたところは倒木が多く沈んで、 澄み切った水の中に写っているように見え、 吸い込まれるようだった	湖の背景が湖面に映って陰になり、湖底まで はっきり見えていた	ウォーキング中に見えた高山の岩稜
岩床をドンドン流れているところに来ると、しぶき が逆光でキラキラ光って美しかった

珍珠灘では流れを横断する木製橋がかかり、対岸まで歩いて行けた。ここから更に下ると、巨大な滝が現れた。珍珠瀑布は大きいだけでなく、珍珠灘から急斜面の岩床を掛け下った大量の流水が一挙に流れ落ちるので、物凄さは尋常ではなかった。それから流れに沿って歩き、鏡海のP場に着いた。1時間近くの素晴らしい眺めの連続するハイキングに大満足した。鏡海で下車して見物。そこから再びバスで犀牛海まで下った。ここも広い広い湖で、遠くに岷山山脈の一部だろう、高山が望められた。又ここから樹正寨というチベット族の村までハイキングとなった。ハイキングはなかなか楽しい。歩くと車と違って近くの草木を眺めたり、綺麗な遠景を眺められたり出来るので、楽しさが倍加する。つぎに訪れた老虎海はブルーの強いエメラルドグリーンをして透明度が高いのだろう、湖底まではっきり見えていた。

珍珠灘では流れを横断する木製橋がかかり、 対岸まで歩いて行けた	珍珠瀑布は大きいだけでなく、珍珠灘から急斜 面の岩床を掛け下った大量の流水が一挙に 流れ落ちるので、物凄さは尋常ではなかった	同左
色鮮やかな鏡海	バスで犀牛海まで下った。ここも広い広い湖で、 遠くに岷山山脈の一部だろうか

その直ぐ下には樹正瀑布が木道の右側の直ぐ傍を落下してしぶきがかかった。そしてその下の平地で小休止となった。横には流れの上に何棟もの古い小屋があり、下に水車が付いていた。マニ車を回す小屋だそうだ。その近くには屋根付きの大きなマニ車があって、観光客がそこで記念写真を撮っていた。休憩後少し進むと、午前中訪れた樹正寨というチベット族の村に戻った。バスは一本の木の下に駐車して待っていた。車内が熱くならないようにと、運転手さんは何時も心使いしてくれていた。感謝。これで丸一日を掛けた九寨溝観光は無事終了となった。あらためて九寨溝の桁外れの素晴らしい大自然を堪能できたことに感謝。17時前ホテルに戻り、夕食まで時間があったので、今日もガイドさんお奨めの湯船につからず、シャワーにした。

老虎海へ歩いて行く途中の流れにマニ車を回す 水車小屋が続けてあった	老虎海はブルーの強いエメラルドグリーンをして 透明度が高いのだろう
老虎海の直ぐ下には樹正瀑布が木道の右側の 直ぐ傍を落下してしぶきがかかった	屋根付きの大きなマニ車があって、観光客が そこで記念写真を撮っていた

18時過ぎレストランに行った。食事中、窓の外を見ると、劇場前の広場に人が集まり、若い男女の俳優さん達と写真を撮っていた。食後、妻が私達も行ってみようというので、外に出た。妻が一緒に写真を撮りたいと、若い俳優さんにお願いしたら、気軽に応じてくれた。それから俳優さん達は入口に向かって両側に並んで、太鼓を叩いて入場者を歓迎していた。部屋に戻って、明日の荷物の整理をして、TVを見ながら日記を書いていたら、眠たくて途中で止めて寝てしまった。

夕食はホテル・レストランでバイキング料理	民族劇場前で俳優さんとツーショット
俳優さん達は入口に向かって両側に並んで、 太鼓を叩いて入場者を歓迎していた	ホテル玄関の民族衣装を着たドア・ガール(?)と ツーショット

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